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阿関
ふりがな文庫
“阿関”の読み方と例文
旧字:
阿關
読み方
割合
おせき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おせき
(逆引き)
阿関
(
おせき
)
の事なれば並大底でこんな事を言ひ出しさうにもなく、よくよく
愁
(
つ
)
らさに出て来たと見えるが、して今夜は聟どのは
不在
(
るす
)
か、何か改たまつての事件でもあつてか
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
先方
(
さき
)
は忘れたかも知らぬが
此方
(
こちら
)
はたしかに日まで覚えてゐる、
阿関
(
おせき
)
が十七の御正月、まだ門松を取もせぬ七日の朝の事であつた、
旧
(
もと
)
の
猿楽町
(
さるがくてう
)
のあの
家
(
うち
)
の前で御隣の
小娘
(
ちいさいの
)
と追羽根して
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
父は
歎息
(
たんそく
)
して、無理は無い、
居愁
(
ゐづ
)
らくもあらう、困つた中に成つたものよと
暫時
(
しばらく
)
阿関
(
おせき
)
の顔を眺めしが、
大丸髷
(
おほまるまげ
)
に
金輪
(
きんわ
)
の根を巻きて
黒縮緬
(
くろちりめん
)
の羽織何の惜しげもなく、我が娘ながらもいつしか調ふ奥様風
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
阿関(おせき)の例文をもっと
(1作品)
見る
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
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