まゐ)” の例文
賣代うりしろなすならば少しばかりの錢にはならん父御のくちかなひし物を調とゝのへてなりまゐらせよとくだんくしあたへしかば娘は之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
釋尊、八幡のうまれ替りとや申さん。日蓮は凡夫なればよくしらず。これしかし、日蓮がまゐらせしゆゑなり。さこそ父母ふぼよろこ給覽たまふらん。誠に御祝として、餅、酒、鳥目てうもく貫文くわんもん送給候畢おくりたまひさふらひぬ
公家くげまかまゐ
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まゐらするなり何も御座らぬつかみ料理澤山おあがりくだされよと亭主の愛想あいさうに人々は大いに悦び盃盞さかづき屡々しば/\巡るうち時分を計り傳吉は小用に行く體して叔母女房を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
討取うちとり幸之進殿に手向たむけまゐらせたし一ツには行末ゆくすゑながき浪人の身の上母公の養育にもさしつかへるは眼前がんぜんなり且敵を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)