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要
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え
ふりがな文庫
“
要
(
え
)” の例文
「おゝ
厭
(
や
)
なこつた、
要
(
え
)
らねえよ」おつぎは
少
(
すこ
)
し
身
(
み
)
を
屈
(
かが
)
めて
手桶
(
てをけ
)
の
柄
(
え
)
を
攫
(
つか
)
んで
其
(
そ
)
の
儘
(
まゝ
)
身
(
み
)
を
延
(
のば
)
すと
手桶
(
てをけ
)
の
底
(
そこ
)
が三
寸
(
ずん
)
ばかり
地
(
ち
)
を
離
(
はな
)
れた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
林「エヽイ、
聞
(
け
)
くも
聞
(
け
)
かねえも
要
(
え
)
らねえ、放さねえかよ、これ放さねえかてえにあれ
着物
(
けもの
)
が裂けてしまうじゃアねえか、裂けるよ、放さねえか、放しやがれ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「なあに
分
(
わか
)
んねえよ、おつう
等
(
ら
)
毎日
(
まいんち
)
來
(
き
)
てゝも
其
(
そ
)
の
噺
(
はなし
)
やねえんだから、
俺
(
お
)
らどうせ
癒
(
なほ
)
つか
何
(
なん
)
だか
分
(
わか
)
りやすめえし、
要
(
え
)
らねえな」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
林「なに、
其様
(
そんな
)
には
要
(
え
)
りませんよ、三拾両
一資本
(
ひともとで
)
で、三拾両も有れば立派に店が出せますからな」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
明日
(
あした
)
、
要
(
え
)
れば
出
(
だ
)
してやんびやな、
爺等
(
ぢいら
)
どうせ
夜
(
よる
)
なんぞ
要
(
え
)
りやすめえしなあ」おつぎは
又
(
また
)
賺
(
すか
)
すやうにいつた。
卯平
(
うへい
)
はもう
反覆
(
くりかへ
)
していはなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
林「何も
屎
(
こそ
)
も
要
(
え
)
らねえ、さっさと暇ア出させるように
私
(
わし
)
が云うから、
然
(
そ
)
う思って居るが
宜
(
え
)
え」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“要”を含む語句
必要
不要
要求
肝要
要素
要領
要慎
要用
要之
主要
重要
緊要
要所
要約
大要
要諦
不得要領
要心
要訣
要害
...