腕輪うでわ)” の例文
また骨角器以外こつかくきいがい貝殼かひがらつくつた器物きぶつもないではありませんが、それはおも裝飾そうしよくもちひられたもので、なかでも一番いちばんおほいものはかひ腕輪うでわであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
神はその川の岸へつえをお投げすてになり、それからお帯やお下ばかまや、お上衣うわぎや、おかんむりや、右左のおうでにはまった腕輪うでわなどを、すっかりお取りはずしになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
それはまるで腕輪うでわか、むねにとめるピンのように、ぴかぴかひかっていました。
そしてもう一けんねんのために、かすかに燈火ともしびのもれるおおきないえまどさきに近寄ちかよって、のすきまからのぞいてみますと、へやのうちでは、うつくしいあねいもうとが、真珠しんじゅや、ルビーのはいった指輪ゆびわや、腕輪うでわ
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そう言って、千草姫は片方の腕輪うでわはずして王子に与えました。
お月様の唄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
またおなじようないしつくつた品物しなものくはかたちをしたものや、腕輪うでわかたちをしたものなどがますが、このなかにははたしてなに使つかはれたものか、よくわからないものもおほくあるのです。(第七十三圖だいしちじゆうさんず
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
まるで、腕輪うでわか、ブローチのように、キラキラかがやいたからです。