“うでわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腕環63.3%
腕輪20.0%
腕釧13.3%
金釧3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにはめていた金色の腕環うでわをぬきとって、哲雄君に手渡し、「これが何よりの証拠だ」というような身ぶりをして見せました。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
神はその川の岸へつえをお投げすてになり、それからお帯やお下ばかまや、お上衣うわぎや、おかんむりや、右左のおうでにはまった腕輪うでわなどを、すっかりお取りはずしになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
耳鉗みみわ腕釧うでわも細い姿に、抜出ぬけでるらしく鏘々しょうしょうとして……あの、さら/\と歩行あるく。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこでひじにはめていた金釧うでわをぬいて腫物の上に置き、そろそろと押しつけるように揉んでいると、腫物は高く一寸ばかりも金釧の中へもりあがってきた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)