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肉汁
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スープ
ふりがな文庫
“
肉汁
(
スープ
)” の例文
実際テオドラ夫人の手料理は
美味
(
うま
)
かつた。尾崎氏は
肉汁
(
スープ
)
で汚れた
胡麻白
(
ごまじろ
)
の口髯を
捻
(
ひね
)
りながら、料理について色々な事を話した。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『オヤ、
其處
(
そこ
)
に
彼
(
か
)
れの
大事
(
だいじ
)
な
鼻
(
はな
)
が
歩
(
ある
)
いて
行
(
い
)
つてよ』
通常
(
なみ/\
)
ならぬ
大
(
おほ
)
きな
肉汁
(
スープ
)
鍋
(
なべ
)
が
其
(
そ
)
の
側
(
そば
)
に
飛
(
と
)
んで
來
(
き
)
て、
正
(
まさ
)
にそれを
取
(
と
)
つて
去
(
い
)
つて
了
(
しま
)
つたのです。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
男は腰掛に腰を据え
卓子
(
テーブル
)
に片肱ついて、
肉汁
(
スープ
)
をさも
不味
(
まず
)
そうに、一匙ずつのっそりのっそりと口へはこんでいた。
生さぬ児
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
両人に仕事のある日、夕飯は、静に落付いて食べると云うのが主眼で、決して
無暗
(
むやみ
)
に手のかかったものを幾品も作ることはありません。大抵、米国の中以上の家では、
肉汁
(
スープ
)
、肉類野菜の一皿。
男女交際より家庭生活へ
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
火箸
(
ひばし
)
が
眞
(
ま
)
ッ
先
(
さき
)
に
飛
(
と
)
んで
來
(
き
)
て、それから
續
(
つゞ
)
いて
肉汁
(
スープ
)
鍋
(
なべ
)
や、
皿
(
さら
)
や
小鉢
(
こばち
)
の
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
つて
來
(
き
)
ました。
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、
其等
(
それら
)
が
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
を
打
(
う
)
つをも
平氣
(
へいき
)
で
居
(
を
)
りました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
そして初めから
終
(
しま
)
ひまで
彗星
(
はうきぼし
)
の
談話
(
はなし
)
をしながら、
肉汁
(
スープ
)
を飲んだり、ビフテキを
噛
(
かじ
)
つたりした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『まァ、
澤山
(
たくさん
)
胡椒
(
こせう
)
が
入
(
はい
)
つてること、
肉汁
(
スープ
)
の
中
(
なか
)
に!』
愛
(
あい
)
ちやんは
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ひながら
大變
(
たいへん
)
嚏
(
くさめ
)
をしました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
“肉汁”の意味
《名詞》
鳥獣の肉を煮出した汁。また肉を加えた汁。
肉から搾り取った汁。
肉を焼いたり、炙ったりしたときに肉から出る汁。にくじる。
(出典:Wiktionary)
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“肉汁”で始まる語句
肉汁食