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算
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よ
ふりがな文庫
“
算
(
よ
)” の例文
一天晴れ渡りて黒澄みたる大空の星の数も
算
(
よ
)
まるるばかりなりき。天上はかく静かなれど地上の騒ぎは
未
(
いま
)
だやまず、五味坂なる派出所の前は人山を築けり。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
行年
(
ぎょうねん
)
その時六十歳を、三つと刻んだはおかしいが、数え年のサバを
算
(
よ
)
んで、私が代理に宿帳をつける時は、天地人とか何んとか言って、
禅
(
ぜん
)
の問答をするように、指を三本
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
同じ
叱言
(
こごと
)
を云うんでも、その点だけは恐入ったと、鼻毛を
算
(
よ
)
まして
讃
(
ほ
)
めてやるんだ。三下め、先生の目を盗んでも、お前なんぞのは、たかだか駈出しの(タッシェン、ディープ)だ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
の
散
(
ち
)
るのを
数
(
かぞ
)
へ、
舞
(
ま
)
ひ
来
(
く
)
る
蝶
(
てふ
)
の
翼
(
つばさ
)
を
算
(
よ
)
んで、
貴僧
(
あなた
)
、
私
(
わたし
)
と
順々
(
じゆん/\
)
に。」
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……
雲
(
くも
)
、
花片
(
はなびら
)
の
数
(
かず
)
を
算
(
よ
)
めば、
思
(
おも
)
ふまゝの
乞目
(
こひめ
)
が
出
(
で
)
て、
双六
(
すごろく
)
に
勝
(
か
)
てたのに、……
唯
(
たゞ
)
一刻
(
いつこく
)
を
争
(
あらそ
)
ふて、
焦
(
あせ
)
つてお
悶
(
もだ
)
へ
遊
(
あそ
)
ばすから、
危
(
あぶな
)
いとは
思
(
おも
)
ひながら、
我儘
(
わがまゝ
)
おつしやる
可愛
(
かあい
)
らしさに、
謹慎
(
つゝしみ
)
もつひ
忘
(
わす
)
れ
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
算
常用漢字
小2
部首:⽵
14画
“算”を含む語句
計算
目算
胸算
心算
胸算用
卦算
算木
算段
算術
算筆
珠算
算用
宝算
公算
皮算用
推算
掛算
算法
算法闕疑抄
御破算
...