眞逆まつさかさま)” の例文
新字:真逆
燈光とうくわうはパツとえる、船長せんちやうおどろいてかわ拍子へうしあし踏滑ふみすべらして、船橋せんけう階段かいだんを二三だん眞逆まつさかさまちた。
眞逆まつさかさまに戰車より地上に落ちて息絶えぬ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
『しまつたツ。』と一聲いつせいわたくしも、日出雄少年ひでをせうねんも、水兵すいへい稻妻いなづまも、一度いちどにドツとまへほう打倒うちたをれて、運轉臺うんてんだいから眞逆まつさかさまおとされた武村兵曹たけむらへいそうが『南無三なむさん大變たいへん!。』とさけんで飛起とびおきたときは、無殘むざん
弦月丸げんげつまる出港しゆつかうのみぎりに檣燈しやうとう微塵みじんくだけたのをて『南無阿彌陀佛なむあみだぶつこのふねにはみいつてるぜ。』とつぶやいた英國エイこく古風こふう紳士しんし甲板かんぱんから自分じぶん船室へやまんとて昇降口しようかうぐちから眞逆まつさかさま滑落すべりおちてこし