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白茶
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しらちや
ふりがな文庫
“
白茶
(
しらちや
)” の例文
落葉
(
おちば
)
し尽した
木立
(
こだち
)
の間から石と泥とを混ぜた
家家
(
いへいへ
)
の
白茶
(
しらちや
)
けた壁に
真赤
(
まつか
)
な
蔦紅葉
(
つたもみぢ
)
の
這
(
は
)
つて居るのは
綴
(
つゞれ
)
の
錦
(
にしき
)
とでも月並
乍
(
なが
)
ら云ひたい景色であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
居て見、首筋が薄かつたと
猶
(
なほ
)
ぞいひける、
単衣
(
ひとへ
)
は
水色
(
みづいろ
)
友仙
(
ゆふぜん
)
の涼しげに、
白茶
(
しらちや
)
金
(
きん
)
らんの丸帯少し幅の狭いを結ばせて、庭石に下駄直すまで時は移りぬ。
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
やつと
人
(
ひと
)
の
行
(
ゆ
)
き
違
(
ちが
)
ふだけの
狹
(
せま
)
い
田圃
(
たんぼ
)
をお
品
(
しな
)
はそろ/\と
運
(
はこ
)
んで
行
(
ゆ
)
く。お
品
(
しな
)
は
白茶
(
しらちや
)
けた
程
(
ほど
)
古
(
ふる
)
く
成
(
な
)
つた
股引
(
もゝひき
)
へそれでも
先
(
さき
)
の
方
(
ほう
)
だけ
繼
(
つ
)
ぎ
足
(
た
)
した
足袋
(
たび
)
を
穿
(
は
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私は門にもたれて、羊の一匹も出てゐない、短い、いぢけた
白茶
(
しらちや
)
けた草が生えてるばかしの
人氣
(
ひとけ
)
のない牧場を眺めた。灰色の陰鬱な日だつた。どんよりした空が「末は雪」になつて垂れかゝつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
服
(
ふく
)
は
白茶
(
しらちや
)
のだぶだぶと
戯
(
おど
)
け澄ました身のまわり
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
ロダン夫人は無雑作に
一方口
(
いつぱうぐち
)
の
入口
(
いりくち
)
から
入
(
はひ
)
つて来られた。背の低い婦人である。
白茶
(
しらちや
)
に白いレイスをあしらつた
上被
(
タブリエ
)
風の
濶
(
ひろ
)
い物を着て
居
(
ゐ
)
られる。自分の手を最初に執つて
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
銀髪のロダン夫人が
白茶
(
しらちや
)
色にダンテルを
配
(
あしら
)
つた
寛
(
ゆた
)
かな一種のロオブを着て玄関の
石階
(
いしばし
)
を降りて来られた。
何時
(
いつ
)
か写真版で見た事のあるロダン翁の製作の夫人の像
其儘
(
そのまゝ
)
の
鬢
(
びん
)
の
膨
(
ふくら
)
ませ
様
(
やう
)
だと思つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
“白茶”の解説
白茶(はくちゃ、しろちゃ、パイチャ)は、主に中国の福建省や湖南省で生産されている中国茶。製法(発酵度)による中国茶の分類(六大茶類)の一つである。弱発酵茶。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“白茶”で始まる語句
白茶地
白茶気
白茶色
白茶金
白茶錦
白茶七糸
白茶苧袴
白茶地亀甲形古錦襴