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ぼくし
ふりがな文庫
“
牧之
(
ぼくし
)” の例文
(
牧之
(
ぼくし
)
こゝに一宿しし時此夜具に
臥
(
ふ
)
したるが、かのいとくずもすそにおちてあはせの所がおほく身にそゆべきものにはあらず。)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
千七百七十年正月七日越後の国塩沢に生れた鈴木
牧之
(
ぼくし
)
が天保年間に
著
(
あらわ
)
した『北越雪譜』は、雪に関する考察と雪国の生活とを書いた書物として有名であり
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
苗場山を始めて世に紹介したのは、恐らく『北越雪譜』の著者といわれている鈴木
牧之
(
ぼくし
)
であろう。文化八年に苗場山に登って「苗場山に遊ぶの記」という文を書いた。
三国山と苗場山
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
適
(
たまたま
)
「北越雪譜」を読んでゐたら、著者鈴木
牧之
(
ぼくし
)
が苗場山へ登つた記事がでてゐた。山頂に天然の苗田らしいものがあるといふので、その奇観を見るために同好の士と登つたのである。
日本の山と文学
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
牧之
(
ぼくし
)
老人は
越後
(
ゑちご
)
の
聞人
(
ぶんじん
)
なり。
甞
(
かつて
)
貞介朴実
(
ていかいぼくじつ
)
を
以
(
もつて
)
聞
(
きこ
)
え、
屡
(
しば/\
)
県監
(
けんかん
)
の
褒賞
(
はうしやう
)
を
拝
(
はい
)
して氏の
国称
(
こくしよう
)
を
許
(
ゆるさ
)
る。
生計
(
せいけい
)
の
余暇
(
よか
)
風雅
(
ふうが
)
を以四方に
交
(
まじは
)
る。余が
亡兄
(
ぼうけい
)
醒斎
(
せいさい
)
京伝の別号
翁
(
をう
)
も
鴻書
(
こうしよ
)
の
友
(
とも
)
なりしゆゑ、
余
(
よ
)
も
亦
(
また
)
是
(
これ
)
に
嗣
(
つ
)
ぐ。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
▼ もっと見る
次に鈴木
牧之
(
ぼくし
)
の『
北越雪譜
(
ほくえつせっぷ
)
』にある話は、南
魚沼
(
うおぬま
)
郡の池谷村の娘ただ一人で家に
機
(
はた
)
を織っていると、猿のごとくにして顔赤からず頭の毛の長く垂れた大男が、のそりと遣って来て家の内を覗いた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
なだれは
敢
(
あへ
)
て山にもかぎらず、
形状
(
かたち
)
峯
(
みね
)
をなしたる処は時としてなだるゝ事あり。文化のはじめ
思川村
(
おもひがはむら
)
天昌寺
(
てんしやうじ
)
の
住職
(
じゆうしよく
)
執中和尚
(
しつちゆうをせう
)
は
牧之
(
ぼくし
)
が
伯父
(
をぢ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
稀には鈴木
牧之
(
ぼくし
)
や高橋白山、又は
橘南谿
(
たちばななんけい
)
や沢元愷の如き人もあって、山に於ける雲の美、岩の奇、眺望の大等に就て嘆美しているが、登った山は多きも二、三を超えず
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
○さてかの
茶店
(
さてん
)
にて雪の氷をめづらしとおもひしに、その次日より
塩沢
(
しほざは
)
の
牧之
(
ぼくし
)
老人が家に
在
(
あり
)
しに、日毎に
氷々
(
こほり/\
)
とよびて売来る、
山家
(
やまが
)
の
老婆
(
らうば
)
などなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『北越雪譜』の著者鈴木
牧之
(
ぼくし
)
君は、「苗場山に遊ぶの記」を書いて
望岳都東京
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
これを
暖国
(
だんこく
)
の人にみせなばいかにめづらしとかおもふらん。
牧之
(
ぼくし
)
柏崎
(
かしはざき
)
より
妻有
(
つまり
)
の庄へ山
越
(
こえ
)
したる時目前に見たる所也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
牧之
(
ぼくし
)
案
(
あんず
)
るに、越後に
大飯郡
(
おほひごほり
)
なし又
寒水滝
(
かんすゐたき
)
の名もきかず。人あり
語
(
かた
)
るとあれば
伝聞
(
でんぶん
)
の
誤
(
あやまり
)
なるべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
牧之
(
ぼくし
)
案
(
あんずる
)
に、
橘春暉
(
たちばなしゆんき
)
が
著
(
あらはし
)
たる
北囱瑣談
(
ほくさうさだん
)
(後編の二)
蔵石家
(
ざうせきか
)
の事をいふ
条
(
くだり
)
に
曰
(
いはく
)
、江州山田の浦の木之内
古繁
(
こはん
)
、伊勢の山中甚作、大坂の加嶋屋源太兵ヱ、其外にも三都の中の
好事家
(
かうずか
)
侯国
(
こうこく
)
の
逸人
(
いつじん
)
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
牧
常用漢字
小4
部首:⽜
8画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
“牧之”で始まる語句
牧之老人