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杯
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ぺえ
ふりがな文庫
“
杯
(
ぺえ
)” の例文
「めっぽう寒いじゃねエか。
故国
(
うち
)
にいりや、
葱鮪
(
ねぎま
)
で一
杯
(
ぺえ
)
てえとこだ。
吉
(
きち
)
、てめえアまたいい物引っかけていやがるじゃねえか」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
だが、よく尋ねて来てくんなすった。まあ、ゆっくりおしなせえ。一
杯
(
ぺえ
)
やりながら何かの相談をしようじゃあねえか
半七捕物帳:46 十五夜御用心
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「己は一
杯
(
ぺえ
)
やらなきゃならねえんだ。面倒な事を控えてるんでね。面倒な事って言えば、あのお医者はどうして己に海図をくれたんだろうな、ジム?」
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
仙「なにしても
目出度
(
めでて
)
えから一
杯
(
ぺえ
)
燗
(
つ
)
けねえ、
併
(
しか
)
し
明日
(
あした
)
の朝ではお嬢さんが近所へ対して間が
悪
(
わり
)
いだろうから、日暮までにお連れ申すという手紙を
先方
(
むこう
)
へ出して置こう」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そんでも
先刻
(
さつき
)
はがや/\一
杯
(
ぺえ
)
居
(
え
)
るやうだつけがあつちぢや
甘
(
うめ
)
え
物
(
もの
)
あつて
爺等
(
ぢいら
)
とつ
返
(
けえ
)
しとつたんべなあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
『
然
(
さ
)
うして
御座
(
ごぜ
)
え。唯、
巣子
(
すご
)
の掛茶屋さ行つたら、
盛切酒
(
もつきりざけ
)
一
杯
(
ぺえ
)
買ふだアぜ。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お茶漬け一
杯
(
ぺえ
)
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
一
杯
(
ぺえ
)
貰えてえんだ。己ぁこの子がとても気に入ったのだ。それから、どうか掛けてくんねえ。昔の船友達らしく、ざっくばらんに話すとしようじゃねえか。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
弟でも小さいうちから育ったから子を見たような心持がして、やれこれ云えば増長しやアがって、世間へ顔向けの出来んような事を云やアがって、腹一
杯
(
ぺえ
)
喰
(
くら
)
い酔やアがって
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「どうしたんでえまあ一
杯
(
ぺえ
)
やらつせえね」と
婆
(
ばあ
)
さんは
更
(
さら
)
に
卯平
(
うへい
)
へ
茶碗
(
ちやわん
)
を
突
(
つ
)
きつけた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ところで、ねえ、己は今このようにずいぶ弱ってるし、だれも構っちゃくれねえ。で、ジム、お前己にラムを一
杯
(
ぺえ
)
持って来ておくれ。なあ、くれるだろ、え?
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
親父が
恟
(
びっく
)
りして死ぬだろうとおろ/\泣いていると、その落る涙が己の額へポタリ/\
中
(
あた
)
ったので、あゝ気の毒な人だ、己も腹一
杯
(
ぺえ
)
親に苦労をさせたが、此の人は
嘸
(
さぞ
)
マア困るだろうと思って
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お
汁
(
つけ
)
も
何
(
なに
)
も
要
(
い
)
らねえから一
杯
(
ぺえ
)
掻
(
か
)
つ
込
(
こ
)
んべ」
卯平
(
うへい
)
は
遲緩
(
もどか
)
し
相
(
さう
)
にいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
仙「これは誠に少ねえんだが縁起直しに上げるから一
杯
(
ぺえ
)
遣っておくれ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
杯
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“杯”を含む語句
一杯
酒杯
洋杯
三杯
硝子杯
乾杯
小杯
手杯
杯盤
杯盤狼藉
精一杯
杯事
大杯
幾杯
高脚杯
罰杯
床杯
腹一杯
朱杯
一杯機嫌
...