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とものすけ
ふりがな文庫
“
朝之助
(
とものすけ
)” の例文
今まで思ひ出しもせざりし
結城
(
ゆふき
)
の
朝之助
(
とものすけ
)
に不圖出合て、あれと驚きし顏つきの例に似合ぬ
狼狽
(
あわて
)
かたがをかしきとて、から/\と男の笑ふに少し恥かしく
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
朝之助
(
とものすけ
)
は
寢
(
ね
)
ころんで
愉快
(
ゆくわい
)
らしく
話
(
はな
)
しを
仕
(
し
)
かけるを、お
力
(
りき
)
はうるさゝうに
生返事
(
なまへんじ
)
をして
何
(
なに
)
やらん
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
る
樣子
(
やうす
)
、どうかしたか、
又
(
また
)
頭痛
(
づゝう
)
でもはじまつたかと
聞
(
き
)
かれて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我身
(
わがみ
)
の
上
(
うへ
)
にも
知
(
し
)
られまするとて
物
(
もの
)
思
(
おも
)
はしき
風情
(
ふぜい
)
、お
前
(
まへ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
を
望
(
のぞ
)
むなと
突然
(
だしぬけ
)
に
朝之助
(
とものすけ
)
に
言
(
い
)
はれて、ゑツと
驚
(
おどろ
)
きし
樣子
(
やうす
)
に
見
(
み
)
えしが、
私等
(
わたしら
)
が
身
(
み
)
にて
望
(
のぞ
)
んだ
處
(
ところ
)
が
味噌
(
みそ
)
こしが
落
(
おち
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ヱヽ
憎
(
に
)
くらしい
其
(
その
)
ものいひを
少
(
すこ
)
し
直
(
なほ
)
さずは
奧樣
(
おくさま
)
らしく
聞
(
きこ
)
へまい、
結城
(
ゆふき
)
さんが
來
(
き
)
たら
思
(
おも
)
ふさまいふて、
小言
(
こゞと
)
をいはせて
見
(
み
)
せようとて
朝之助
(
とものすけ
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
るより
此樣
(
こん
)
な
事
(
こと
)
を
申
(
まをし
)
て
居
(
ゐ
)
まする
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“朝”で始まる語句
朝
朝夕
朝飯
朝臣
朝餉
朝日
朝食
朝靄
朝陽
朝鮮