“數町”の読み方と例文
新字:数町
読み方割合
すうちやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頓(やが)て鐵車(てつしや)は勢(いきほひ)よく進行(しんかう)を始(はじ)めると、櫻木大佐(さくらぎたいさ)をはじめ三十餘名(よめい)の水兵(すいへい)共(ども)は歡呼(くわんこ)を擧(あ)げて、十數町(すうちやう)の間(あひだ)吾等(われら)の首途(かどで)を見送(みおく)つて呉(く)れたが、遂(つひ)に、唯(と)ある丘陵(をか)の麓(ふもと)で別(わかれ)を告(つ)げ、吾等(われら)は東(ひがし)へ、彼等(かれら)は西(にし)へ
此(この)家(いへ)を去(さ)る事(こと)十數町(すうちやう)の彼方(かなた)に、一帶(いつたい)の灣(わん)がある、逆浪(げきらう)白(しろ)く岩(いわ)に激(げき)して居(を)るが、其(その)灣中(わんちう)、岩(いわ)と岩(いわ)とが丁度(ちやうど)屏風(びやうぶ)のやうに立廻(たてまわ)して、自然(しぜん)に坩※(るつぼ)の形(かたち)をなして居(を)る處(ところ)、其處(そこ)に大佐(たいさ)の後姿(うしろすがた)がチラリと見(み)えた。