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押倒
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おしたを
『そ、そんなに
強いのですか。』と
彌次馬の
士官水兵は
吾も/\とやつて
來たが、
成程武村の
脛は
馬鹿に
堅い、
皆一撃の
下に
押倒されて、
痛い/\と
引退る。
すると、
吾等が
此島を
立去つた
後で、
外國人共がやつて
來ても
大丈夫です。
何、
海岸邊の
日の
丸の
旗を
押倒して、
獅子だの、
鷲印の
旗なんか
立てた
處で
無益/\。
些かにても
國家の
支配權が
完全に
及んで
居らぬと
見るときは
最早國際法の
原則も
何もあつたもので
無い、
知つても
知らぬ
顏に、
先占の
人が
立てたる
旗をば
押倒して、
自國の
國旗を
飜し