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意氣込
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いきごみ
六丁目を
乘出した
其の
自動車で、
自分兩國を
乘切らう
意氣込、が、
思ひがけないパンクで、
時も
過ぎれば、
氣が
拔けたのださうである。
自體周三が、此の
繪を
描き始めた時の
意氣込と謂ツたら、それはすばらしい
勢で、何でもすツかり
在來の藝術を
放擲ツて、
新しい藝術に入るのだと
誇稱して
馬の
顏を
斜に
見た
處で、
無論少年の
手には
餘る
畫題であるのを、
自分は
此一
擧に
由て
是非志村に
打勝うといふ
意氣込だから一
生懸命、
學校から
宅に
歸ると一
室に
籠つて
書く
ところが
自分は
志村を
崇拜しない、
今に
見ろといふ
意氣込で
頻りと
勵げんで
居た。