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息切
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いきぎ
ふりがな文庫
“
息切
(
いきぎ
)” の例文
と、
息切
(
いきぎ
)
れのする
瞼
(
まぶた
)
が
颯
(
さつ
)
と、
氣
(
き
)
を
込
(
こ
)
めた
手
(
て
)
に
力
(
ちから
)
が
入
(
はひ
)
つて、
鸚鵡
(
あうむ
)
の
胸
(
むね
)
を
壓
(
お
)
したと
思
(
おも
)
ふ、
嘴
(
くちばし
)
を
踠
(
もが
)
いて
開
(
あ
)
けて、カツキと
噛
(
か
)
んだ
小指
(
こゆび
)
の
一節
(
ひとふし
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「少し用事があるのだよ——私はいよ/\助からないのかも知れない——
息切
(
いきぎ
)
れがして、胸も張り
裂
(
さ
)
けさうな氣がしてならない」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
滝は
華厳
(
けごん
)
よりも規模は小さいが、思ったよりも好かった。
石畳
(
いしだたみ
)
の道をのぼって行くと僕は
息切
(
いきぎ
)
れがした。
遍路
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
岸邊
(
きしべ
)
に
丸
(
まる
)
くかたまつてゐた
兵士
(
へいし
)
の
集團
(
しふだん
)
はあわてて
駈
(
か
)
け
出
(
だ
)
した。
私
(
わたし
)
もそれに
續
(
つづ
)
いた。そして、
途切
(
とぎ
)
れに
小隊
(
せうたい
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
つて
漸
(
やうや
)
くもとの
隊伍
(
たいご
)
に
歸
(
かへ
)
つた。
劇
(
はげ
)
しい
息切
(
いきぎ
)
れがした。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
河は
息切
(
いきぎ
)
れ、
歯軋
(
はぎし
)
りし、そが蒼曇る背をのたくらし
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“息”で始まる語句
息
息子
息吹
息女
息杖
息災
息気
息張
息長
息苦