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待
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まて
ふりがな文庫
“
待
(
まて
)” の例文
渡さんと思ひしが
待
(
まて
)
暫
(
しば
)
し主人が八山へ參り町奉行の
威光
(
ゐくわう
)
を落すなと仰られしは
爰
(
こゝ
)
なりと平石は態と
聲高
(
こわだか
)
に拙者は
何方
(
いづかた
)
に參るも帶劔を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「我等は其の約束に因りて新しき天と新しき地を望み
待
(
まて
)
り義その中に在り」とある(
彼得
(
ペテロ
)
後書三章十三節)、而して斯かる新天地の現わるる時に
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
して散々谷間田に誇らせて置て
爾
(
そう
)
だ明日の正午十二時にはサア罪人は何町何番地の何の誰ですと
明了
(
めいりょう
)
に言切ッて遣る愉快愉快併し
待
(
まて
)
よ唯一通りの犯罪と思ッては少し違う
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
僅
(
わず
)
かの月給の為めに腰を折ッて、
奴隷
(
どれい
)
同様な真似をするなんぞッて実に卑屈極まる……しかし……
待
(
まて
)
よ……しかし今まで免官に成ッて程なく復職した者がないでも無いから
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
引開
(
ひきあけ
)
見ればお光は
已
(
すで
)
にはや庄兵衞をば
刺留
(
しとめ
)
つゝ今や
自害
(
じがい
)
をなさんとする
景樣
(
ありさま
)
なるに大きに
慌忙
(
あわて
)
ヤレ
待
(
まて
)
暫
(
しば
)
しと
大聲
(
おほごゑ
)
を
揚
(
あげ
)
んと
爲
(
なし
)
しが
夜隱
(
やいん
)
のこと
設
(
もし
)
も長家へ
漏聞
(
もれきこ
)
え目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
奧田が
組下
(
くみした
)
山田
(
やまだ
)
軍平
(
ぐんぺい
)
と云者喜八が
形
(
かたち
)
を見て
怪
(
あやし
)
み
曲者
(
くせもの
)
待
(
まて
)
と聲を掛ながら既に
捕
(
とら
)
へんと喜八の袖を
押
(
おさ
)
へしにぞ喜八は一
生
(
しやう
)
懸命
(
けんめい
)
と彼の出刄庖丁にて軍平が捕へたる
片袖
(
かたそで
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“待”を含む語句
待遇
招待
待合
款待
欵待
相待
接待
待遠
歓待
期待
請待
待兼
辻待
心待
待合室
客待
管待
御待
庚申待
款待振
...