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巧妙
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たくみ
ふりがな文庫
“
巧妙
(
たくみ
)” の例文
屋
(
をく
)
を造るに
巧妙
(
たくみ
)
なりし
達膩伽尊者
(
たにかそんじや
)
の噂はあれど世尊在世の御時にも
如是
(
かく
)
快き事ありしを未だきかねば
漢土
(
から
)
にもきかず、いで落成の式あらば我
偈
(
げ
)
を作らむ文を作らむ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
今
(
いま
)
は
私
(
わたくし
)
と
同
(
おな
)
じやうに、
此
(
この
)
軍艦
(
ぐんかん
)
の
賓客
(
ひんきやく
)
ではあるが、
彼
(
かれ
)
は
軍艦
(
ふね
)
を
家
(
いへ
)
とする
水兵
(
すいへい
)
の
身
(
み
)
——
水兵
(
すいへい
)
の
中
(
うち
)
にも
氣象
(
きしやう
)
勝
(
すぐ
)
れ、
特
(
こと
)
に
砲術
(
ほうじゆつ
)
、
航海術
(
かうかいじゆつ
)
には
際立
(
きはだ
)
つて
巧妙
(
たくみ
)
な
男
(
をとこ
)
なので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と
欷歔
(
すすりなき
)
の声がした。陶器師が泣いているのだ。……月子は静かに手を延ばしたが
鑿
(
のみ
)
と
槌
(
つち
)
とを取り上げると、サク、サク、サクと
刻
(
ほ
)
りかけの
仮面
(
めん
)
を、
巧妙
(
たくみ
)
な
手練
(
てなみ
)
で刻り出した。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ざっと流して座敷に帰り、手早く旅行鞄を開きて、小瓶の中より絵具を取出し、
好
(
よ
)
く顔に彩りて、懐中鏡に映し見れば、我ながらその
巧妙
(
たくみ
)
なるに感ずるばかり
旨々
(
まんま
)
と一皮
被
(
かぶ
)
りたり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
屋
(
おく
)
を造るに
巧妙
(
たくみ
)
なりし
達膩伽尊者
(
たにかそんじゃ
)
の噂はあれど
世尊
(
せそん
)
在世の御時にもかく快きことありしをいまだきかねば
漢土
(
から
)
にもきかず、いで落成の式あらば我
偈
(
げ
)
を作らん文を作らん
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
洋燈
(
らんぷ
)
の
光
(
ひかり
)
は
煌々
(
くわう/\
)
と
輝
(
かゞや
)
いて、
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか、
武骨
(
ぶこつ
)
なる
水兵等
(
すいへいら
)
が、
優
(
やさ
)
しい
心
(
こゝろ
)
で
飾立
(
かざりた
)
てた
挿花
(
さしばな
)
や、
壁間
(
かべ
)
に『
歡迎
(
ウエルカム
)
』と
巧妙
(
たくみ
)
に
作
(
つく
)
られた
橄欖
(
かんらん
)
の
緑
(
みどり
)
の
葉
(
は
)
などを、
美
(
うつ
)
くしく
照
(
てら
)
して
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
妙
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“巧妙”で始まる語句
巧妙味
巧妙精緻