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嶋田
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しまだ
ふりがな文庫
“
嶋田
(
しまだ
)” の例文
姿
(
なり
)
こそ
嶋田
(
しまだ
)
の
大人
(
をとな
)
づくらせたれど
正
(
しよう
)
の
處
(
ところ
)
は
人形
(
にんぎやう
)
だいて
遊
(
あそ
)
びたきほどの
嬰兒
(
ねヽ
)
さまが
俄
(
には
)
かに
落
(
おち
)
し
木
(
き
)
の
下
(
した
)
の
猿
(
さる
)
同
(
どう
)
やう、
涙
(
なみだ
)
のほかに
何
(
なん
)
の
考
(
かんが
)
へもなくお
民
(
たみ
)
と
呼
(
よ
)
ぶ
老婢
(
はしため
)
の
袖
(
そで
)
にすがつて
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「雪」の
衣裳
(
いしょう
)
の着附がすっかり出来上ったところで、
転
(
こ
)
けないように右手で床柱に
掴
(
つか
)
まりながら、立ったままでお春に足袋を
穿
(
は
)
かせて
貰
(
もら
)
っていた妙子は、
潰
(
つぶ
)
し
嶋田
(
しまだ
)
の首は動かさずに
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
むむ美登利さんはな今の先己れの家の前を通つて
揚屋町
(
あげやまち
)
の
刎橋
(
はねばし
)
から
這入
(
はい
)
つて
行
(
いつ
)
た、本当に正さん大変だぜ、今日はね、髪をかういふ風にこんな
嶋田
(
しまだ
)
に結つてと、変てこな手つきして
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
憂
(
う
)
く
恥
(
はづ
)
かしく、つゝましき
事
(
こと
)
身
(
み
)
にあれば
人
(
ひと
)
の
褒
(
ほ
)
めるは
嘲
(
あざけ
)
りと
聞
(
きゝ
)
なされて、
嶋田
(
しまだ
)
の
髷
(
まげ
)
のなつかしさに
振
(
ふり
)
かへり
見
(
み
)
る
人
(
ひと
)
たちをば
我
(
われ
)
れを
蔑
(
さげす
)
む
眼
(
め
)
つきと
察
(
と
)
られて、
正太
(
しようた
)
さん
私
(
わたし
)
は
自宅
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
るよと
言
(
い
)
ふに
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
嶋
漢検準1級
部首:⼭
14画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“嶋田”で始まる語句
嶋田髷