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山下
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さんか
ふりがな文庫
“
山下
(
さんか
)” の例文
さすがな燕作も、そこでは、ホッとしたように
息
(
いき
)
ついて、
山下
(
さんか
)
へ小手をかざしてみたが、まだ
小文治
(
こぶんじ
)
の
姿
(
すがた
)
は見えない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
※クトリヤ・ピンクは湾に臨んで
屹立
(
きつりつ
)
し、
其
(
その
)
山脈は左右に伸びて山腹と
山下
(
さんか
)
とに横長い市街を擁して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
寺の坊主の怒りを買い、烈しく責められてもてあましているところへ、
山下
(
さんか
)
の鴨川出身の大六の主人が参詣に来合わせて、駒井のために謝罪してことなくすんで後
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ギルボアの北麓には、ギデオンがメデア人を撃ちし時、水を飲ませてイスラエルの勇士をすぐりし泉の跡ありと、案内者は遥に
山下
(
さんか
)
の一所を指しぬ。やがて鉄道線路を横ぎる。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
初編
(
しよへん
)
にもいへるが如く、○ホウラは冬にあり、
雪頽
(
なだれ
)
は春にあり。他国の人越後に来りて
山下
(
さんか
)
を
往来
(
わうらい
)
せばホウラなだれを用心すべし。他国の人これに死したる
石塔
(
せきたふ
)
今も所々にあり、おそるべし/\。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
此新發見
(
このしんはつけん
)
の
奇怪
(
きくわい
)
なる
貝塚
(
かひづか
)
と、
前
(
まへ
)
の
奇怪
(
きくわい
)
なる
貝塚
(
かひづか
)
と、
山上
(
さんじやう
)
、
山下
(
さんか
)
、
直徑
(
ちよくけい
)
としたら、いくらも
離
(
はな
)
れて
居
(
を
)
らぬ。三四十
間
(
けん
)
より
遠
(
とほ
)
くは
有
(
あ
)
るまいが、しかし、
山上
(
さんじやう
)
と
山下
(
さんか
)
、
貝層
(
かひそう
)
の
連絡
(
れんらく
)
の
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
は、
明
(
あきら
)
かである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
造化の
執拗
(
しつよう
)
にしてますます気象の
畏
(
おそ
)
るべきものなることを知ると共に、山頂と
山下
(
さんか
)
との総ての気候は、いわゆる
霄壌
(
しょうじょう
)
の差異あることを認め得たり、下山の途中既に五合目辺に下れば、胸部自ら
透
(
す
)
きて
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
井然
(
せいぜん
)
たる
山下
(
さんか
)
の村落に
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
聖光院
門跡
(
もんぜき
)
の栄位と、あらゆる一身につきまとうものを、この
暁方
(
あけがた
)
かぎり
山下
(
さんか
)
に振りすてて、
求法
(
ぐほう
)
の
一道
(
いちどう
)
をまっしぐらに杖ついて、心の
故郷
(
ふるさと
)
である
叡山
(
えいざん
)
に登ってきた彼なのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
初編
(
しよへん
)
にもいへるが如く、○ホウラは冬にあり、
雪頽
(
なだれ
)
は春にあり。他国の人越後に来りて
山下
(
さんか
)
を
往来
(
わうらい
)
せばホウラなだれを用心すべし。他国の人これに死したる
石塔
(
せきたふ
)
今も所々にあり、おそるべし/\。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
黒姫
山下
(
さんか
)
から金塊を取出したら、それを運用して破天荒の奇策を
弄
(
ろう
)
し、戦わずして徳川一門を滅亡させる考えで有ったのが、その黄金の一部分の
有個所
(
ありかしょ
)
が漸く知れた時には、最早や余りに老過ぎて
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
枯木立
(
かれこだち
)
柳をまじへ壁しろし
山下
(
さんか
)
の寺と見ゆる温泉
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
しかも足なみいよいよはやく、
人穴城
(
ひとあなじょう
)
の
山下
(
さんか
)
へむかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二
侠
(
きょう
)
、二
龍
(
りゅう
)
山下
(
さんか
)
に出会い、その後の
花和尚
(
かおしょう
)
魯智深
(
ろちしん
)
がこと
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山上は照り、
山下
(
さんか
)
は雨らしい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“山下”の意味
《名詞》
(さんか、さんげ)山のふもと。
(さんげ)特に山城国石清水八幡宮の男山のふもと。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“山下”で始まる語句
山下町
山下影
山下橋
山下街
山下道
山下邊
山下露
山下清一
山下雁鍋
山下雨花