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宗
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むね
ふりがな文庫
“
宗
(
むね
)” の例文
今日もやつとすませたばかりのところへ、お隣の二年生の
宗
(
むね
)
ちやんが、きれいなお菓子箱をかゝへて、内庭に入つて来ていひました。
かぶと虫
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
一に
曰
(
いは
)
く、
和
(
やはらぎ
)
を以て貴しと
為
(
な
)
し、
忤
(
さか
)
ふこと無きを
宗
(
むね
)
と為せ。人皆
党
(
たむら
)
有り、
亦
(
また
)
達
(
さと
)
れる者少し。
是
(
これ
)
を以て、或は
君父
(
きみかぞ
)
に
順
(
したが
)
はずして
乍
(
ま
)
た
隣里
(
さととなり
)
に
違
(
たが
)
ふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
倹約を
宗
(
むね
)
として
一〇
家の
掟
(
おきて
)
をせしほどに、年を
畳
(
つ
)
みて富み
昌
(
さか
)
えけり。かつ
一一
軍
(
いくさ
)
を
調練
(
たなら
)
す
間
(
いとま
)
には、
一二
茶味
(
さみ
)
翫香
(
ぐわんかう
)
を
娯
(
たのし
)
まず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
ゾラは
嘗
(
かつて
)
文体を学ぶに、ヴオルテエルの
簡
(
かん
)
を
宗
(
むね
)
とせずして、ルツソオの
華
(
くわ
)
を
宗
(
むね
)
とせしを歎き、彼自身の小説が早晩古くなるべきを予言したる事ある由、善く
己
(
おのれ
)
を知れりと云ふべし。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俳句では芭蕉を中心とする元禄時代、蕪村を中心とする天明時代を
宗
(
むね
)
とすべきである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
天下の歌人
挙
(
こぞ
)
つて
古今調
(
こきんちょう
)
を学ぶ、元義笑つて
顧
(
かえりみ
)
ざるなり。天下の歌人挙つて『新古今』を崇拝す、元義笑つて顧ざるなり。而して元義独り万葉を
宗
(
むね
)
とす、天下の歌人笑つて顧ざるなり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「よし、僕のは強いんだから、もつといゝものをひつぱるんだ。ねえ
宗
(
むね
)
ちやん。」
かぶと虫
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
夏を
宗
(
むね
)
と作れば
庵
(
いお
)
に
野分
(
のわき
)
かな
也有
(
やゆう
)
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
“宗”の解説
宗(そう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“宗”を含む語句
宗教
宗家
孟宗竹
宗教上
宗匠
宗廟
宗族
宗旨
宗像
宗門
曹洞宗
宗谷
法華宗
宗祖
宗門神
切支丹宗
宗教家
天真宗豊祖父尊様
宗右衛門町
孟宗
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