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天
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アマ
ふりがな文庫
“
天
(
アマ
)” の例文
その罪過は所謂八個の「
天
(
アマ
)
つ罪」、即ち
畔放
(
アハナチ
)
、
溝埋
(
ミヅウメ
)
、
樋放
(
ヒハナチ
)
、
頻蒔
(
シキマキ
)
、
串刺
(
クシサシ
)
、
生剥
(
イキハギ
)
、
逆剥
(
サカハギ
)
、
屎戸
(
クソベ
)
の八個にして、大祓の祝詞に特筆する所なり。
比較神話学
(新字新仮名)
/
高木敏雄
(著)
……安国と平けくしろしめせとことよさし給ひて、
天
(
アマ
)
つ
御量
(
ミハカリ
)
もちて、ことゝひし磐根・木根
立
(
ダ
)
ち、草の
隻葉
(
カキハ
)
をも
言封
(
コトヤ
)
めて、天降り給ひし……
日本文学における一つの象徴
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此所にひとやすみして、又はる/″\とのぼり、ついにいたゞきにのぼり、かの
天
(
アマ
)
のさかほこを見たり。
手紙:044 慶応二年十二月四日 坂本乙女あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
「
天
(
アメ
)
」が「
天
(
アマ
)
」になる。こういう音の変化があります。この「カ」「ハ」「マ」にかわる「ケ」「へ」「メ」は、いずれも乙の類に属するもので、四段已然形と同じ形であります。
古代国語の音韻に就いて
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
其のりとに於て発する詞章である処からのりと
詞
(
ゴト
)
なのであつた。
天
(
アマ
)
つのりととは天上の——或は其式を伝へた神秘の——祝詞座即、
高御座
(
タカミクラ
)
である。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
天
(
アマ
)
つ
罪
(
ツミ
)
は、田植ゑに臨む、村の仮装神人及び巫女——
早処女
(
サヲトメ
)
——の、長期の物忌み生活から出た起原説明物語であつた。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
即、此れが、古代の表現を以てすれば、「
天
(
アマ
)
つ
祝詞
(
ノリト
)
」と言はれるものに相当する。天伝来の祝詞といふことである。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
即、「
天
(
アマ
)
つ
詔座
(
ノリト
)
」と名づける神事の一様式を、天上にもあることを想像して居たのである。さう言ふのりとごとの性質上、荘厳な讃辞を加へるのが常である。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
あまんじやくは即、土地の精霊で、日本紀には、
天
(
アマ
)
ノ
探女
(
サグメ
)
として其話があり、古事記や万葉集にも見える。やはり、何にでも邪魔を入れる、といふ名まへであらう。
鬼の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
而も此
天
(
アマ
)
ノ
窟戸
(
イハト
)
の物語を中心にした鎮魂の呪言に、其誘因として語られた天つ罪及び
祓
(
ハラ
)
へ・
贖
(
アガナ
)
ひの起原を説く物語、更に
魂戦
(
モノアラソヒ
)
の
女軍
(
メイクサ
)
の由来に関聯した天孫降臨の大事などが
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
地上の事物に、
天
(
アマ
)
・
天
(
アマ
)
つ・
天
(
アメ
)
のなど言ふ修飾を加へたのが、其だ。日本古代の文学を見るには、みこともちの思想及び時代並びに地理の超越、この三つの点を考へる事が、大切である。
日本文学の発生:――その基礎論――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
呪言の一番神秘な部分は、斎部氏が口誦する様になつて行つた。
天
(
アマ
)
つ
祝詞
(
ノリト
)
・天つ
奇護言
(
クスシイハヒゴト
)
と称するもの——かなり変改を経たものがある——で、斎部祝詞に
俤
(
おもかげ
)
を止めてゐるのは、其為である。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
橘守部の痛快に解釈した「
大王
(
オホギミ
)
の
御寿
(
ミイノチ
)
は長く
天
(
アマ
)
たらしたり」の歌なども「天之御蔭・日之御蔭」といふことが、類型的の表現になつてゐる為に、其間に、綱の事を云ふのを忘れて了うてゐるのである。
神道に現れた民族論理
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「
天
(
アマ
)
つのりとの
太
(
フト
)
のりと
言
(
ゴト
)
」
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“天”の解説
天(Tiān、てん、あま)は、東洋思想の鍵概念のひとつで、人の上にある存在、人を超えた存在をあらわす。また東洋思想の概念だけでなく、後の時代に中国やアジアに伝来したインド哲学、仏教や、西洋思想・キリスト教 等々に含まれる類似の概念を漢字で表記するためにも「天」という語は用いられている。
(出典:Wikipedia)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“天”を含む語句
天窓
天皇
天鵞絨
天晴
天道
天使
所天
天幕
天下
天井
天稟
天人
聖天
信天翁
毘沙門天
蒼天
天地
天蓋
天降
天日
...