大馬鹿おほばか)” の例文
其上そのうへはらつとぐに、野郎やらう大馬鹿おほばか惡體あくたいはじまるので、是等これら大地主おほぢぬしくせであるが、あま感心かんしんしたふうではい、とドクトルもおもふたのであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
見られ大岡殿イヤハヤ意氣地いくぢのなき坊主ばうずとくより知れてある事をおのれかくしだてをする大馬鹿おほばかめコリヤ其大帳そのだいちやうを是へと申さるゝ時目安方ハツと差出さしいだすをとりて見らるれば享保元年の帳に
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
喋舌しやべることの出來できないのをしようして大馬鹿おほばかだといふはあま殘酷ひどいかもれないが
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
自分じぶん劈頭へきとうだい一に『喋舌しやべこと出來できないもの大馬鹿おほばかである』
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
見捨みすてて出行たる女なれば持參金ぢさんきん道具だうぐ勿論もちろん離縁状りえんじやうまで出す事はならぬと云張いひはりまことこまはてたるゆゑまゝすてても置れず故意々々わざ/\出府しゆつぷして自身じしん掛合處かけあふところむこ大馬鹿おほばかなりしうとの五兵衞は何日行ても一寸ともあはず唯店の久兵衞と云者ばかり一人彼是云て何れにもらちあかず尤も向うが何樣に惡敷あしきとも親亭主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)