ぺん)” の例文
旧字:
そのから、このはな生活せいかつは、一ぺんしたのでした。花壇かだんには、あかや、や、むらさきや、しろや、さまざまな色彩しきさいはなが、いっぱいにいていました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それに規則的きそくてきにしかも仕事しごと熟練じゅくれんしてるから、花前はなまえがきてから二か月にして、牛舎ぎゅうしゃは一ぺんしたかんがある、主人しゅじんはもはやじゅうぶんに花前の変人なりをのみこんでるから
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ちち存命中ぞんめいちゅうには、イワン、デミトリチは大学だいがく修業しゅうぎょうためにペテルブルグにんで、月々つきづき六七十えんずつも仕送しおくりされ、なに不自由ふじゆうなくくらしていたものが、たちまちにして生活くらしは一ぺんし、あさからばんまで
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そして、もしそれがまったくほんとうであったなら、自分じぶんのいままでのかんがえが一ぺんすることを自分じぶんながらおそれたのです。
太陽とかわず (新字新仮名) / 小川未明(著)