“受持(うけも)” の例文
御米(およね)は草履(ぞうり)を引(ひ)いて後(あと)に落(お)ちた。話(はなし)も多(おほ)くは男(をとこ)丈(だけ)で受持(うけも)つた。それも長(なが)くはなかつた。途中(とちゆう)迄(まで)來(き)て宗助(そうすけ)は一人(ひとり)分(わか)れて、自分(じぶん)の家(うち)へ歸(かへ)つたからである。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「イングラムさん!」とフェアファックス夫人は叫んで、自分の階下の受持(うけも)ちへと急いで去つた。
俺達(わしたち)が受持(うけも)っている以上(いじょう)、そち達(たち)に断(だん)じてそんな見苦(みぐる)しい真似(まね)わさせられぬ。これからそち達(たち)はどこまでも愛(あい)し合(あ)ってくれ。が、そち達(たち)はどこまでも浄(きよ)い関係(かんけい)をつづけてくれ……。
濕布(しつぷ)は清(きよ)と小六(ころく)とで受持(うけも)つた。宗助(そうすけ)は手拭(てぬぐひ)の上(うへ)から氷嚢(こおりぶくろ)を額(ひたひ)の上(うへ)に當(あ)てがつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その際(さい)何(ど)うして男性(だんせい)女性(じょせい)の区別(くべつ)が生(しょう)ずるかと申(もう)すことは、世(よ)にも重大(じゅうだい)なる神界(しんかい)の秘事(ひじ)でございますが、要(よう)するにそれは男女(なんによ)何(いず)れかが身魂(みたま)の中枢(ちゅうすう)を受持(うけも)つかできまる事(こと)だそうで、よく気(き)をつけて