とれ)” の例文
玉江「梅は酸味すみがあって美味おいしゅうございますね、私どもでは生梅なまうめが沢山とれますから色々なものに使いたいと思いますがどうしたらようございましょう」
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ひだりたもとがびり/\とさけてちぎれてとれたはづみをくつて、踏占ふみしめたあしがちやうど雨上あまあがりだつたから、たまりはしない、いしうへすべつて、ずる/\とかはちた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そのやうやす書物しよもつむかつても意味いみ容易よういとれない、もつと直譯ちよくやくしてときはどうかわかつてるらしいが、あと如何どん意味いみかとたゞしてるとほとんわかつてないやうである。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)