“踏占”の読み方と例文
読み方割合
ふみし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひだりたもとがびり/\とさけてちぎれてとれたはづみをくつて、踏占ふみしめたあしがちやうど雨上あまあがりだつたから、たまりはしない、いしうへすべつて、ずる/\とかはちた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
左のたもとがびりびりと裂けてちぎれて取れた、はずみをくって、踏占ふみしめた足がちょうど雨上りだったから、たまりはしない。石の上へすべって、ずるずると川へ落ちた。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)