“ふみし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏〆42.9%
踏占28.6%
踏締28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて時刻も移りしかば、はや退まからんと聴水は、他の獣わかれを告げ、金眸が洞を立出でて、倰僜よろめく足を踏〆ふみしめ踏〆め、わが棲居すみかへと辿たどりゆくに。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
左のたもとがびりびりと裂けてちぎれて取れた、はずみをくって、踏占ふみしめた足がちょうど雨上りだったから、たまりはしない。石の上へすべって、ずるずると川へ落ちた。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二間梯子にけんばしご持出もちだし、萩原の裏窓のしたみへ立て懸け、慄える足を踏締ふみしめながらよう/\登り、手を差伸ばし、お札を剥そうとしても慄えるものだから思うように剥れませんから