踏締ふみし)” の例文
平次は覚束おぼつかない足を踏締ふみしめて、自分の外した障子を一生懸命元の敷居へはめ込んでいるのです。
二間梯子にけんばしご持出もちだし、萩原の裏窓のしたみへ立て懸け、慄える足を踏締ふみしめながらよう/\登り、手を差伸ばし、お札を剥そうとしても慄えるものだから思うように剥れませんから