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踏〆
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ふみし
ふりがな文庫
“
踏〆
(
ふみし
)” の例文
二人は
窃
(
そ
)
っと
藁苞
(
わらづと
)
の中から脇差を出して腰に差し、
慄
(
ふる
)
える足元を
踏〆
(
ふみし
)
めて此の
家
(
や
)
の表に立ちましたのは、丁度日の暮掛りまする時。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かくて時刻も移りしかば、はや
退
(
まか
)
らんと聴水は、他の獣
們
(
ら
)
に
別
(
わかれ
)
を告げ、金眸が洞を立出でて、
倰僜
(
よろめ
)
く足を
踏〆
(
ふみし
)
め踏〆め、わが
棲居
(
すみか
)
へと
辿
(
たど
)
りゆくに。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
久米君は
見兼
(
みか
)
ねて鉄条綱の向から重い書物の包と蝙蝠傘とを受取ってくれたので、私は日和下駄の
鼻緒
(
はなお
)
を
踏〆
(
ふみし
)
め、
紬
(
つむぎ
)
の
一重羽織
(
ひとえばおり
)
の裾を高く巻上げ、きっと夏袴の
股立
(
ももだち
)
を取ると
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
〆
2画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏留
踏台
踏石
踏掛