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前額
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ひたひ
ふりがな文庫
“
前額
(
ひたひ
)” の例文
内新好
(
ないしんかう
)
が『
一目
(
ひとめ
)
土堤
(
づゝみ
)
』に
穿
(
ゑぐ
)
りし
通
(
つう
)
仕込
(
じこみ
)
の
御
(
おん
)
作者
(
さくしや
)
様方
(
さまがた
)
一連
(
いちれん
)
を云ふなれば、其
職分
(
しよくぶん
)
の
更
(
さら
)
に
重
(
おも
)
くして
且
(
か
)
つ
尊
(
たふと
)
きは
豈
(
あ
)
に
夫
(
か
)
の
扇子
(
せんす
)
で
前額
(
ひたひ
)
を
鍛
(
きた
)
へる
野
(
の
)
幇間
(
だいこ
)
の
比
(
ひ
)
ならんや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
顔の丸い、髪の
前額
(
ひたひ
)
を
蔽
(
おほ
)
つた二十一二の青年で、これは村でも有数の富豪の息子であるといふ事であつた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
主人の佐兵衞はよく
禿
(
は
)
げた
前額
(
ひたひ
)
を叩くやうに、薄暗い奧から飛んで出ました。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
といふのが何よりも
娯
(
たのし
)
みなものなのだ。もしかそれ以上の娯みがあるとしたら、それは日当りのいゝ縁先で、禿げ上つた
前額
(
ひたひ
)
一面に生え残りの髪を几帳面に一本一本
列
(
なら
)
べる位のものだらう。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
君達の
前額
(
ひたひ
)
をふいてゐるそよ風は私等がここからおくつてゐるのだ
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
前額
(
ひたひ
)
のしわはいやふかし。
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
夫から日本にも来てゐるが、
矮狗
(
ちん
)
位な大きさで頭の毛が長く幾
条
(
すぢ
)
となく
前額
(
ひたひ
)
に垂れて目を
覆
(
かく
)
してゐる「スカイ、テリヤー」といふ奴、
彼奴
(
あいつ
)
はどうも
汚臭
(
ぢゞむさ
)
くて、人間なら貧乏書生染みて
不可
(
いか
)
んな。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
骨董屋は
贋物
(
いかもの
)
らしいてらてらした
前額
(
ひたひ
)
を撫でながら言つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“前額”の意味
《名詞》
前額(ぜんがく)
額のこと。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛