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初霜
ふりがな文庫
“初霜”の読み方と例文
読み方
割合
はつしも
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はつしも
(逆引き)
ほかからくれる十円近くの金は
故里
(
ふるさと
)
の母に送らなければならない。
故里
(
ふるさと
)
はもう
落鮎
(
おちあゆ
)
の時節である。ことによると
崩
(
くず
)
れかかった
藁屋根
(
わらやね
)
に
初霜
(
はつしも
)
が降ったかも知れない。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
山家
(
やまが
)
、
村里
(
むらざと
)
は
薄紅
(
うすくれなゐ
)
の
蕎麥
(
そば
)
の
霧
(
きり
)
、
粟
(
あは
)
の
實
(
み
)
の
茂
(
しげ
)
れる
中
(
なか
)
に、
鶉
(
うづら
)
が
鳴
(
な
)
けば
山鳩
(
やまばと
)
の
谺
(
こだま
)
する。
掛稻
(
かけいね
)
の
香
(
か
)
暖
(
あたゝ
)
かう、
蕪
(
かぶら
)
に
早
(
はや
)
き
初霜
(
はつしも
)
溶
(
と
)
けて、
細流
(
せゝらぎ
)
に
又
(
また
)
咲
(
さ
)
く
杜若
(
かきつばた
)
。
晝
(
ひる
)
の
月
(
つき
)
を
渡
(
わた
)
る
雁
(
かり
)
は、また
戀衣
(
こひぎぬ
)
の
縫目
(
ぬひめ
)
にこそ。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
家
(
うち
)
の
定紋
(
じょうもん
)
を染出した
印半纒
(
しるしばんてん
)
をきて、職人と二人、松と
芭蕉
(
ばしょう
)
の
霜
(
しも
)
よけをしにとやって来た頃から、
間
(
ま
)
もなく
初霜
(
はつしも
)
が
午
(
ひる
)
過ぎから解け出して、庭へはもう、一足も踏み出されぬようになった。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
初霜(はつしも)の例文をもっと
(7作品)
見る
“初霜”の解説
初霜(はつしも)とは、その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜のこと。あるいは、その霜が降りた日(霜の初日)のこと。
(出典:Wikipedia)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
霜
常用漢字
中学
部首:⾬
17画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬
“初霜”のふりがなが多い著者
邦枝完二
竹久夢二
正岡子規
泉鏡太郎
夏目漱石
永井荷風
泉鏡花