出嫌でぎら)” の例文
しかし彼女はそれを出嫌でぎらいの癖のせいだと見なして、それを笑っていた。訪れてくるとき一、二度、医者が帰ってゆくのに出会った。彼女は叔母に尋ねた。
山田やまだ出嫌でぎらひであつたが、わたし飛行自由ひぎやうじざいはうであるから、四方しはうまじはりむすびました、ところ予備門よびもんないあまねたづねて見ると、なか/\斯道しだう好者すきしや潜伏せんぷくしてるので
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そと出嫌でぎらいかね。そいつは好都合じゃ。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ともあれ勘藏かんざうといふものある以上いじやうなまなかのこと言出いひだしてうたがひのたねになるまじともがたしおためにならぬばかりかはひととの逢瀬あふせのはしあやなくたえもせばなにかせんるべきみちのなからずやとまどふはこゝろつゝむ色目いろめなにごともあらはれねど出嫌でぎらひときこえしおたか昨日きのふいけはた師匠ししやうのもとへ今日けふ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)