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不満足
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ふまんぞく
ふりがな文庫
“
不満足
(
ふまんぞく
)” の例文
旧字:
不滿足
この人をモデルにして
不満足
(
ふまんぞく
)
という
題
(
だい
)
の
絵
(
え
)
なり
彫刻
(
ちょうこく
)
なり作ったならばと思われる。ふたりはしばらくのあいだ口もきかなかった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
不満足
(
ふまんぞく
)
を
来
(
き
)
たしたのであらう——いかさまにも
一
(
ひと
)
つ
残
(
のこ
)
つた
瞳
(
ひとみ
)
を
見
(
み
)
れば、お
浦
(
うら
)
の
其
(
それ
)
より
情
(
なさけ
)
を
宿
(
やど
)
さぬ、
露
(
つゆ
)
も
帯
(
お
)
びぬ、……
手足
(
てあし
)
既
(
すで
)
に
完
(
まつた
)
うして
斧
(
をの
)
を
以
(
もつ
)
て
砕
(
くだ
)
かれても、
対手
(
あひて
)
が
鬼神
(
きじん
)
では
文句
(
もんく
)
はない
筈
(
はづ
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨日
(
きのう
)
の
小胆
(
しょうたん
)
であったことも、
月
(
つき
)
さえも
気味
(
きみ
)
悪
(
わる
)
く
見
(
み
)
たことも、
以前
(
いぜん
)
には
思
(
おも
)
いもしなかった
感情
(
かんじょう
)
や、
思想
(
しそう
)
を
有
(
あり
)
のままに
吐露
(
とろ
)
したこと、
即
(
すなわ
)
ち
哲学
(
てつがく
)
をしている
丁斑魚
(
めだか
)
の
不満足
(
ふまんぞく
)
のことを
云
(
い
)
うたことなども
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其
(
それ
)
を
憶浮
(
おもひうか
)
べると
同時
(
どうじ
)
に、
私
(
わたし
)
の
胸
(
むね
)
には
妙
(
めう
)
な一
種
(
しゆ
)
の
好奇心
(
かうきしん
)
が
起
(
お
)
きて
来
(
き
)
た。
若
(
も
)
し、
私
(
わたし
)
が
妻
(
つま
)
に
対
(
たい
)
して
不満足
(
ふまんぞく
)
を
抱
(
いだ
)
いてゐたとすれば、
其不満足
(
そのふまんぞく
)
は、
今
(
いま
)
一
種
(
しゆ
)
の
猜疑心
(
さいぎしん
)
となつたのであらう。
私
(
わたし
)
は
無論
(
むろん
)
妻
(
つま
)
を
信
(
しん
)
じてゐた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
“不満足”の意味
《名詞》
満足しないこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“不満”で始まる語句
不満
不満家
不満連