“驕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おご90.1%
おごり2.8%
たかぶ2.1%
たか1.4%
オゴリテ1.4%
をご0.7%
あい0.7%
きょう0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おごらせるためにあるのだ。殿軍の大兵は、みな後ろの山谷に伏兵として潜めてある。——足下もここにいては、呂布ありと敵が大事を
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……そんな不逞もひそんでいたし、いまとなれば恥かしい慢心だが、家の家計を負っているのは自分だという生意気なおごりもあった。
紋付を着るの記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その父や兄にふさわしく、派手好きで、たかぶった、あの娘の姿は、思いだそうとしても、もうまったく眼にはうかんでこなかった。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
こんなに高い栄誉の位置に一度は登ったこともある。従二位勲一等伯爵という、顕爵さえも授けられた。とはいえ天性洒落の彼は誇りもたかぶりもしなかった。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ぐっと甘酒を呑みほしてから、だしぬけに碾茶の茶碗を私の方へのべてよこした。「この茶碗に書いてある文字、——白馬ハクバオゴリテ不行ユカズ。よせばいいのに。てれくさくてかなわん。 ...
ダス・ゲマイネ (新字新仮名) / 太宰治(著)
いま彼女かのぢよかほをごりと得意とくいかげえて、ある不快ふくわいおものために苦々にが/\しくひだりほゝ痙攣けいれんおこしてゐる。彼女かのぢよつてく。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
かへされて、あいだれの
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
下民を苦しめそうろう諸役人をみな誅伐ちゅうばついたし、ひき続いてきょうに長じ居候市中金持の町人どもを誅戮ちゅうりくに及び申すべく、とか。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)