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『紋付を着るの記』
ふりがな文庫
『
紋付を着るの記
(
もんつきをきるのき
)
』
たまにシマのズボンをはくこともないではないが、冠婚葬祭、私はたいがいなばあい平服でとおしている。けれどこんどの授賞式では恒例モーニング、あるいは紋付という成規になっている。文部省から十一月三日当日の内達に接しると妻はさっそくこれに気をもみ出 …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「東京新聞」1960(昭和35)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
英
(
ひで
)
驕
(
おごり
)
喘息
(
ぜんそく
)
折檻
(
せっかん
)
紺
(
こん
)