“驕児”のいろいろな読み方と例文
旧字:驕兒
読み方割合
きょうじ90.0%
けうじ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(裏日本からは、丹波の波多野を始め、越前の残党も、あわせてふるい立ち、驕児きょうじ信長を、中央につつんで、ふくろ叩きとする)
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ勝敗は兵家の常なり。蘇東坡そとうば所謂いわゆるえきする者も日に勝って日にやぶるゝものなり。然るに一敗の故を以て、老将を退け、驕児きょうじを挙ぐ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
福沢翁には吾人、「純然たる時代の驕児けうじ」なる名称を呈するをはゞからず。彼は旧世界に生れながら、徹頭徹尾、旧世界をげたる人なり。