“けうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驕児50.0%
驕兒50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福沢翁には吾人、「純然たる時代の驕児けうじ」なる名称を呈するをはゞからず。彼は旧世界に生れながら、徹頭徹尾、旧世界をげたる人なり。
我は半ば病めるが如き苦悶を覺えき。姫の姿は驕兒けうじほしいまゝに戲れ狂ふ如く、その聲はいにしへの希臘の祭に出できといふ狂女の歌ふに似たり。されどその放縱の間にも猶やさしく愛らしきところを存せり。