驕兒けうじ)” の例文
新字:驕児
我は半ば病めるが如き苦悶を覺えき。姫の姿は驕兒けうじほしいまゝに戲れ狂ふ如く、その聲はいにしへの希臘の祭に出できといふ狂女の歌ふに似たり。されどその放縱の間にも猶やさしく愛らしきところを存せり。