“よたらう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
与太郎50.0%
與太郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきほひ自然しぜんと言つては堅過かたすぎるが、成程なるほど江戸時代えどじだいからかんがへて見ても、湯屋ゆや与太郎よたらうとは横町よこちやうほう語呂ごろがいゝ。(十八日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
定めて定めて二人そろつて甲斐性かひせうのある親をば持つてゐるのであろ、私が息子の与太郎よたらうは今日の休みに御主人から暇が出て何処へつてどんな事して遊ばうとも定めし人がうらやましかろ、ととさんはのみぬけ
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一トことこゝろまることのあれば跡先あとさき其者そのもの可愛かわゆう、車夫しやふ茂助もすけ一人子ひとりこ與太郎よたらうに、此新年このはる旦那だんなさまめしおろしの斜子なゝこ羽織はをりつかはされしもふかくの理由わけことなり
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さだめてさだめて二人ふたりそろつて甲斐性かひせうのあるおやをばつてるのであろ、わたし息子むすこ與太郎よたらう今日けふやすみに御主人ごしゆじんからひま何處どこつてんなことしてあそばうともさだめしひとうらやましかろ、とゝさんはのみぬけ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)