“よたろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
與太郎50.0%
与太郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんどは、鼻の頭の赤いふとった洋服の旦那だんなが、坂の方から酔っぱらって下りて来ました。與太郎よたろう旦那だんなの前へいって
たどんの与太さん (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
加藤清正かとうきよまさは加藤清正らしい顔をしているし、ナポレオンはナポレオンらしい顔をしているから、與太郎よたろうの顔も與太郎らしいだろうか、與太郎は考えるのでした。
たどんの与太さん (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
「なんだってお寺の坊さんは、ぼくに與太郎よたろうなんて名前をつけてくれたんだろう」
たどんの与太さん (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
ただ覚えているのは多々良三平たたらさんぺいの山の芋だけである。山の芋などはどうでも構わんと思ったが、盗難品は……と云いかけてあとが出ないのはいかにも与太郎よたろうのようで体裁ていさいがわるい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)