与太郎よたらう)” の例文
いきほひ自然しぜんと言つては堅過かたすぎるが、成程なるほど江戸時代えどじだいからかんがへて見ても、湯屋ゆや与太郎よたらうとは横町よこちやうほう語呂ごろがいゝ。(十八日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
定めて定めて二人そろつて甲斐性かひせうのある親をば持つてゐるのであろ、私が息子の与太郎よたらうは今日の休みに御主人から暇が出て何処へつてどんな事して遊ばうとも定めし人がうらやましかろ、ととさんはのみぬけ
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)