“ようち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幼穉40.0%
幼稚34.3%
夜討14.3%
夜打2.9%
夜襲2.9%
瑤池2.9%
瑶池2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其他演劇博物館にある石膏せっこうの首は幼穉ようちで話にならない。ラグーザの作というのはまだ見ないでいる。団十郎は決して力まない。力まないで大きい。
九代目団十郎の首 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
その頃は私が幼稚ようちな上に、世間がまだそれほど進んでいなかったので、私のやり方は実際やむをえなかったのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
東京驛とうきやうえき一番いちばんてば、無理むりにも右樣みぎやう計略けいりやくおこなはれないこともなささうだが、籠城ろうじやう難儀なんぎおよんだところで、夜討ようち眞似まねても、あさがけの出來できない愚將ぐしやうである。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
足掛あしかけねんまたが籠城ろうじょう……つき幾度いくどとなくかえされる夜打ようち朝駆あさがけ矢合やあわせ、い……どっとおこときこえ
「これ、夜襲ようちの兆と古くからいわれています」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瑤池ようちへ行って、王母にお眼にかかっている留守に、貴郎をたばかったものですよ、この鶴は、王母の所から借りてきたものです、貴郎の毒はひどいが、この玉と雄黄ゆうおうとを練って飲むと
荷花公主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
猪八戒前生天蓬元帥たり。王母瑶池ようちの会、酔いに任せて嫦娥じょうがに戯れし罰に下界へ追われ、あやまって猪の腹より生まれたという。