“やみつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
病勞50.0%
病憊50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハタとにらんでそちまでがおなじやうになん囈語たはごと最早もはや何事なにごとみゝもなしそちさずば自身じしんにとむるつまつきのけつゝ病勞やみつかれてもおい一徹いつてつあがりがまちに泣頽なきくづれしおたか細腕ほそうでむづとりつちから
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
生甲斐いきがひなや五尺ごしやく父母ふぼおんになれずましてや暖簾のれんいろむかしにめかへさんはさてきて朝四暮三てうしぼさんのやつ/\しさにつく/″\浮世うきよいやになりて我身わがみてたき折々をり/\もあれど病勞やみつかれし兩親ふたおや寢顏ねがほさしのぞくごとにわれなくばなんとしたまはん勿體もつたいなしとおもかへせどくは
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すさまじき谷川の響に紛れつつ、小歇をやみもせざる雨の音の中に、かの病憊やみつかれたるやうの柱時計は、息も絶気たゆげに半夜を告げわたる時、両箇ふたりねやともしたちまあきらかに耀かがやけるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)