“みつぷう”の漢字の書き方と例文
語句割合
密封100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きみ御存ごぞんじのごとく、海底戰鬪艇かいていせんとうていすべての機關きくわんは、秘密ひみつなる十二しゆ化學藥液くわがくやくえき作用さよう活動くわつどうするのでせう、その活動くわつどう根源もととなる藥液やくえきは、ことごとく十二のたる密封みつぷうされて
きたときは、せたそら次第しだい遠退とほのいてくかとおもはれるほどに、れてゐたが、それが眞蒼まつさをいろづくころからきふくもて、くらなか粉雪こゆきでもかもしてゐるやうに、密封みつぷうした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
電燈でんとうひかり白晝まひるあざむかんばかりなる市街しがい上陸じやうりくして、ひそかに櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさより委任ゐにんけたる、電光艇でんくわうていよう秘密藥品ひみつやくひん買整かひとゝのへ、十二のたる密封みつぷうして、いま特更ことさらふね艤裝ぎさうする必要ひつえうもなく