“ふんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奮起40.0%
噴氣10.0%
噴気10.0%
憤起10.0%
氛気10.0%
焚燬10.0%
糞器10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その本国のわがくにでは、たいした会もないのはまことにずかしい次第しだいであるから、大いに奮起ふんきして、世界に負けないようなハナショウブ学会を設立すべきである、と私は提唱ていしょうするに躊躇ちゅうちょしない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
すなは一時いちじ活動かつどうしたのちは、暫時ざんじ休息きゆうそくして、あるひ硫氣孔りゆうきこう状態じようたいとなり、あるひ噴氣孔ふんきこうとなり、あるひはそのような噴氣ふんきまつたくなくなることがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あるひみぎのような積極的動作せききよくてきどうさかはりに、噴氣ふんきあるひ噴煙ふんえん突然とつぜんやむような消極的しようきよくてき前徴ぜんちようしめすものもあり、また氣壓きあつ變動へんどうとく低壓ていあつさいおこくせのあるものもあるから
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もちろんプロペラはないから、尾部びぶからはきだす噴気ふんきの反動によって前進滑走した。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
まもなくその非難に憤起ふんきして、甲府までわざわざ負けにいって、追い傷を二ヵ所だか三ヵ所受けたといううわさを最後に、ばったり消息の絶えていた男だった。
山県有朋の靴 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
このベエルのやうな氛気ふんきとともに、かろくかろくゆれてみよう
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
但シソノ既ニニ上セシ者ハ伝播でんぱスルモノすこぶる多シ。板葉焚燬ふんきストイヘドモコレヲもとむルコトマタ難カラズ。ソノ他イマダ梓セザルモノ長短七、八百首アリ。獲ント欲スレドモ由ナシ。懊悩おうのうスルコト累日。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
尼提にだいはこう言う如来にょらいの前に糞器ふんき背負せおった彼自身をじ、万が一にも無礼のないように倉皇そうこうほかみちへ曲ってしまった。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)