“ふしょうぶしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不承不承60.0%
不精無精11.4%
不勝無性2.9%
不性無性2.9%
不性無承2.9%
不承々々2.9%
不承不精2.9%
不承無性2.9%
不承無承2.9%
不精々々2.9%
(他:2)5.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年は不承不承ふしょうぶしょう、五郎に並んで綱に腰をおろした。五郎は内ポケットから金を取り出した。百円玉を少年に渡した。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
屋形船やかたには、もう斧四郎も、浜中屋のお菊ちゃんも来て待っているというので、露八は、不承不承ふしょうぶしょう
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上には鉛色なまりいろの空が一面に胃病やみのように不精無精ふしょうぶしょうに垂れかかっているのみである。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
少年こどもはいぶかしそうに豊吉を見て、不精無精ふしょうぶしょうかごの口を豊吉の前に差し向けた。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
妻君が仲にいりしきりにお登和嬢を説きければ嬢も詮方なく「それでは戴きましょう、ありがとうございます」と不勝無性ふしょうぶしょうに受けて脇へ置きしまま中の品を見んともせず。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
馬がいばりをする時だけ彼れは不性無性ふしょうぶしょうたちどまった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
老女は溜息いて不承々々ふしょうぶしょう供物くもつを片づけ、しばらくためらっていたが、遂にぶらぶら歩き出した。
(新字新仮名) / 魯迅(著)
母は不承無性ふしょうぶしょう太織ふとおりの蒲団ふとんを畳みながら「お父さんはお前が帰って来たので、急に気が強くおなりなんだよ」といった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まつろう不承無承ふしょうぶしょうに、雨戸あまど心張棒しんばりぼうをかうと、九しゃくけんうちなかふたた元通もとどおりのよる世界せかいかわってった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
それを読もうと受け合ったのは、頼まれて不精々々ふしょうぶしょうに受け合ったのである。
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
驚いたには違いないが、今まであやふやに不精不精ふしょうぶしょう徘徊はいかいしていた惰性を一変してきっとなるには、多少の時間がかかる。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
父は不精無性ふしょうぶしょうに、とうとう何枚かの小判を彼らの前に並べた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)