“ふしやうぶしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不承不精33.3%
不承無承33.3%
不精無精33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「むゝ。」とふくれ氣味のツちやまといふみえで、不承不精ふしやうぶしやう突出つきだされたしなを受取ツて、楊子やうじをふくみながら中窓のしきゐに腰を掛ける。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それでも、人々はシャクの話の面白さに惹かれてゐたので、働かないシャクにも不承無承ふしやうぶしやう冬の食物を頒け與へた。
狐憑 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
しか宗助そうすけ興味きようみたない叔父をぢところへ、不精無精ふしやうぶしやうにせよ、ときたま出掛でかけてくのは、たん叔父をぢをひ血屬けつぞく關係くわんけいを、世間並せけんなみこたへるための義務心ぎむしんからではなくつて、いつか機會きくわいがあつたら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)