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ひやくしよう
日本でも
昔から
百姓が
土地を
耕したり、
山が
崩れたりした
時、ひょっこり
石器の
發見されたことが
屡々ありましたが、
昔はそれらの
石器を
人間が
造つたものとは
思はないで
仮成に渡世相送り候に付、
見懸人に被
二仰付
一、年々に両度見懸銀少々宛上納奉
レ仕居申所、此度戸籍
偏製御取調に付、何卒
百姓居に被
二仰付
一被
レ為
レ下候得者、重畳難
レ有仕合に奉
レ存候。
そのくらゐですから
枝や
葉もおそろしく
繁りひろがつてゐて
朝は
杵島岳を
隱し、
夕方は
阿蘇山を
覆つて、あたりは
晝も、ほの
暗く、
九州の
半分程は
日蔭となり、
百姓が
困り
拔いてゐたといひますが
それから
貝塚の
次ぎには、
貝殼は
見當らぬけれどもやはり
人間の
住居した
跡と
見えて
石器やその
他の
遺物が
土中に
挾まつてゐる
所がありまするし、またそれをその
後百姓が
掘り
返し