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つツた
それでからもう
砂利でも
針でもあれと
地へこすりつけて、
十余りも
蛭の
死骸を
引くりかへした
上から、五六
間向ふへ
飛んで
身顫をして
突立つた。
唯見ると、
親父は
湯玉を
拂つて、
朱塗に
成つて
飛出した、が
握太な
蒼筋を
出して、
脛を
突張つて、
髯旦の
傍に
突立つた。
巨大なる
此の
樟を
濡らさないために、
板屋根を
葺いた、
小屋の
高さは十
丈もあらう、
脚の
着いた
臺に
寄せかけたのが
突立つて、
殆ど
屋根裏に
屆くばかり。